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2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

-2016.12.31 更新-

12月に入ってから体調を崩してしまって、
すっかり更新が遅くなってしまいましたが…

ヴァニラ画廊様にて11月に開催した初のギャラリー個展について。
会期中にご来場くださったお客様、友人知人の皆様、
本当にありがとうございました…!

いただいた差し入れ等も大変励みになりました。
お菓子は美味しくいただき、お花はドライフラワーにして愛でています。
お手紙は大切にしまって、時々読み返しています。

実は直前まで、絵とあわせて「解説ボード」を展示するか
非常に悩んでいたのですが、思っていた以上に
「文章解説が面白い」
「絵画の世界を知らない私にもわかりやすかった」
とご好評をいただき、嬉しかったです。

幼い頃は小説家を目指していて、
絵と同じくらい文章もたくさん書いてきたので、
絵画作品には一枚一枚に
言語的な物語や思考が詰まっています。

私の表現力の限界もあって、絵を観ただけで
それがすべて伝わるとは思わなかったので、
持っている道具はすべて使おう!と
会期前日に夜なべして文章ボードを仕上げたのですが(笑)、
その選択をして本当によかったと感じています。

絵や文章を通じて、会期中のあの場が
「ヒト」というものについての価値観や思考が交錯し、
ある方にとっては記憶や誰かへの想いが去来する場に
なっていれば何よりです。

2回目の個展は少し期間をあけて、
1年半後くらいを予定しています。
その間にもグループ展や企画展へも参加予定です。

いずれかまたお会いできることを楽しみにしております。
その日までどうかお元気でお過ごしください.+。*

銀座ヴァニラ画廊にて、初個展を開催します!

-2016.10.10 更新-

11/7(月) 〜 11/12(土)まで、銀座ヴァニラ画廊様にて「虚を象るヒトデナシたちの寓話」展を開催させていただきます。

もしこの世のヒトたちの感情や精神の核が表層に飛び出したらどのような形になるのだろう、というひとつの妄想から「あまりにもヒトであるが故にヒトではない」ヒトデナシたちが棲む世界を想定し、一連の作品を制作しました。

着色が主体で、ドローイングと合わせて25点程の展示予定です。

11/7(月)~9(水)は未定ですが(クローズ前の30分前後在廊予定)

11/9(木)~12(土)は一日中ギャラリーにいる予定です。

ご興味とお時間が僅かでもございましたら、是非お越しいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします!

▼ヴァニラ画廊 紹介ページ

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2016/20161107a.html

▼アクセス

http://www.vanilla-gallery.com/access/index.html

※ヴァニラの看板はひっそりと入り口にプレートがあるだけなので、ぜひ近隣のお店を目印にお越しになってください。

JRか東京メトロの新橋駅が近くてオススメです!

会社員と作家のはざまの人

-2016.10.10 更新-

先日、新聞編集者の仕事をしていた短い期間にお世話になった当時の社長にお会いした。

久々にお目にかかった様子に変わりはなく、相変わらず質問上手で観察眼がするどく、

興味を持って調べている分野について語る姿は若々しく、語調は頼もしく感じられた。

文学・芸術欄の紙面を担当させていただいた1年にも満たない期間、人生を変えるような文学に出逢ったし、

今も影響を受け続けているような絵画作品や作家もほとんど勤めている間に知った。

普通なら私のような小娘がとうていお目にかかれないような作家や研究者の方の取材もさせていただいた。

他社の編集者の方々との些細な会話の中で、書籍をつくりだす人々の呼吸を知った。

ほんとうに短い期間だった。

でも、今こうして個展をさせていただくことになったきっかけも、本格的に絵画作品をつくりつづけたいと思ったのも、すべて当時に繋がっている。

「そういえば、編集辞める時に社長に言われたんですよ。編集つづけるのも、小説書きつづけるのも、最終的には執念でしかないって。

 どんなに辛くても続けようと思うのは、本当に『執念』があるから。それだけだよって、言われたんです。その意味が今ならよくわかります」

社長はそれを聞いて、「そうか」と照れくさそうに笑っていた。

 

社長はそれこそ会社員――編集者をやりながら作家を続けた方だった。いま執筆中の小説の話を楽しく聞き、未来の話をして笑って別れた。
 

ふだん日勤の仕事をする間、気が遠くなることが度々ある。絵を描く時間がまだ来ない。早く早く仕事を終わらせたいと。

焦れば泥沼にはまるし、かといって呑気に過ごしては作品は産まれない。

それでも最終的に私を何とか動かしている動力源は、やっぱり「執念」だけなんだろうと思う。

「執念」を持ち続けられるエネルギーをまだ感じられることは、それが陽であれ陰であれ喜ばしいことだ。

制作の焦りとは裏腹に、笑ってしまうくらい朗らかにそう感じている。

秘匿が裂けてのぞく「非日常」という臓物

2015.07.06更新

 

画像は、前回のカフェ展示の際に偶然お越しになっていた

デザイナーの佐藤良平さんが後日作って下さったものです。

4パターンともとても素敵なので、ご了承いただき掲載いたしました。

 

DMの方では作品が下に配置されていたり、

下図の名刺では絵がコンパクトに中心にまとめられていたりすることで

作品の「秘匿性」が生まれるように感じました。

秘匿が裂けて、その中に覗く「非日常」という臓物――そんな印象です。

 

非常に有難く、とても気に入っており、名刺の次回刷りが楽しみです。

現状に甘んじず、作品づくり頑張ります!

■DM/NAMECARD(main visual) - designed by RYOHEI SATO

ご来場ありがとうございました!

-2015.07.04 更新-

 

神保町のカフェ「きっさこ」は、駅出口のすぐ傍にありながら裏道にあって、

あらかじめ知っていないと中々たどりつけないような場所にありまして。

 

白塗りの壁とテーブルの重厚感、大量のレコードと、大きなピアノ。何より美味しいカフェラテ。

 

レトロな空間の中、古書街で手にした戦利品をしげしげ眺める老紳士や、

ノートPC片手に記事執筆に頭を悩ませる編集者、古雑誌を片手に文学話に花咲く学生たち…

 

そんな人ばかりではないでしょうけれども、そんな人ばかりを目にとめながらスケッチやイラストを描いて、

久しくゆったりとした時間を過ごしました。

 

 

展示のあいだ、死についてだとか、人生について、少女についてなど色んなお話をしたので

あまさず記憶にとどめる為に、カフェに行くたびに日記をつけていました。

 

今回の最大のテーマはメメント・モリ(死を想え)だったんですが、お客様の絵の解釈は多種多様で。

 

絵は観る方が居て、はじめて完成されるものだと思います。

その方の中に新しい物語が生まれたのなら、そんな幸せなことはないと感じます。

 

 

普段から絵を観る方も、そうでない方も、是非また会いにきてあげてください。

恐るべき?処女とブラックボックス 展 -solo exivision-

2015.05.02更新

 

5月23日(土) ~6月7日(日)

【月~金】11:00 - 21:00

【土日祝】12:00 - 18:00

会場:喫茶店 きっさこ

東京メトロ神保町駅A5出口より徒歩5分

 

 

 

 

 

 

普段当たり前のように触れて扱っているけれど、すっかり知っているような気でいるけれど、本当はちっとも正体を知りやしない。

放課後の校内で不意に現れた裂け目から、ブラックスボックスの正体は現実へと流れ出す。

その時傍に居る処女たちは、果たしてその正体を恐るべきか否か?

 

***

 

セーラー服の少女とメメント・モリをテーマに。

本の街の喫茶店「きっさこ」さん内にて、絵画作品を展示して頂きます。

珈琲がとっても美味しいお店です。

土日はなるべくお店内or近辺にいると思いますので、お気軽にメールや問合せフォームなどから呼びつけてください(笑)。

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